医療福祉業界ピックアップニュース
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文書作成日:2017/02/02
国が描く医療分野の未来予想図

 首相官邸で開催されている未来投資会議では、医療・介護分野でのICT活用についても議論されています。今回は、第2回会合で塩崎厚労相が発表した資料をもとに、政府が描く医療の将来像をご紹介します。


3つの革命を

 ICTを活用した次世代型の保健医療システムの技術革命のポイントは「つくる」「つなげる」「ひらく」の3つです。

つくる

集まるデータ → 生み出すデータ

最新のエビデンスや診療データをAIで用いてビッグデータ解析
→現場の最適な診療を支援するシステムの構築へ

つなげる

分散したデータ → データの統合

全ての患者・国民が参加できるオープンな情報基盤を整備
→医療・介護スタッフで共有し、かつ、個人自らも健康管理に活用

ひらく

たこつぼ化 → 安全かつ開かれた利用

産官学のさまざまなアクターがデータにアクセス
→目的別に収集・加工、提供できるプラットフォームの整備へ

 

「患者・国民目線」で

 ICTの利活用が「供給者目線」から「患者・国民目線」になるように作り変えることで、こんなことが実現できるようになります。

@ビッグデータ活用とAI分析

診療や治療が難しい疾患でも、個人の症状や体質に応じた、迅速・正確な検査・診断、治療が受けられる。


A遠隔診療や見守りへ展開

専門医師がいない地域の患者や、生活の中で孤立しがちなお年寄りが、遠隔医療や見守り等の生活支援を受けられる。


B地域版・全国版の医療ネットワーク

自身の健康・医療・介護情報が、どこでも誰でも共有でき、かかりつけ医と連携しながら切れ目のない診療やケアを受けられる。


Cビッグデータ活用によるイノベーション

疾患に苦しむ様々な患者に、最新の治療法や医薬品を届けられる。


2020年度の本格稼働を目指して

 ここでご紹介したICTを活用した診療支援や遠隔医療等の技術革新は、十分な検証のもと、診療報酬や介護報酬の中に現場や国民がメリットを実感できる形で組み込まれる予定で、2020年度の本格稼働を目指しています。来る2017年度は、診療支援技術の確立、2018年度の診療報酬改定を念頭においた検討、医療等IDの設計・開発、医療連携ネットワークの全国普及が予定されています。


※未来投資会議
未来への投資の拡大に向けた成長戦略と構造改革の加速化を図るべく、官民対話を発展的に統合した成長戦略の司令塔として、首相官邸の日本経済再生本部のもとに発足。議長は内閣総理大臣。

参考:
首相官邸「未来投資会議」


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